東北へやってきて5日目。 お目当ての桜も見て、雪のトンネルも走って、 残るは本州の先っぽの大間崎と、石川さゆりな竜飛岬。 問題は、下北半島も津軽半島もどちらも結構デカイということ。 知人の話だと青森から大間までバイクで2時間だそうですが、 観光している時間も入れるとちょっと厳しいかもなあ。 ということで、先に大間へ行って、 時間があれば竜飛まで行く事にしました。 朝6時に起きて、のんびり7時半に出発。 <><><><> 青森から大間へのルートは、国道4号で野辺地まで。 野辺地からひたすら国道279を北上するのみ。 4号を走って、道路案内の看板によると、まもなく野辺地市外。 ガソリンがほとんど空っぽなので、野辺地で給油しよう。 ところが、しばらく走ってみるものの、野辺地に着かない・・・。 左側は防風林の向こうに海。 北海道のようにひたすら真っ直ぐで、店も家も何にも無く、 ややアップダウンのあるこの道は、地図で見た感じ、 どうやら通称「はまなすライン」こと、国道279号。 これをすっかり下北半島を北上し始めている模様。 うーむ。 さっきの家がちょろっと並んでいるのが、野辺地だったのか・・・。 戻るにもすでに結構な距離があるので気が進まず。 地図をみると、もうしばらく行けばガソリンスタンドがあるらしいので、 燃費計算と地図(やや古い)を信用して北上を続ける事に。 なーに。いざとなればJAFですよ。 と、楽観的に走り始めたものの、やっぱり地図が古かった。 時々出てくる地名の看板を見ると、とっくにスタンドがあると思われるところを 通り過ぎているじゃないですか。 ドキドキしながら走り続け、ここら辺でもやや街な感じの 「横浜」というところでやっと給油所を発見。 まさしく命からがらで駆け込んでみたわけですが、 給油後にお値段を聞いてびっくり! リッター134円って、レギュラーなのに高すぎます。 ほっとして、本日最初の一枚。 こんなところにも横浜が。 給油後もひたすら国道279号で大間を目指すのですが、 思ったよりも車が多くて、あまりペースが上がらず。 これは竜飛岬は無理かもなあ。 お。津軽海峡が見えましたよ! まもなく大間! そして、10時30分。 とうとう大間に到着到着♪ 30kmほど先には北海道かあ・・・。 お約束。 本州最北端バンディット。 大間と言えば、まぐろの街。 最北端です!興奮してます!風が強いです! シャッター押してもらったカップルが引いてます! 「かもめ食堂」名物の大間丼。 イカとホタテの甘煮がのっております。 ごはんの後は、海を眺めたりかもめを眺めたり。 動いているやつらを撮るのはなかなか難しいです。 小さな漁港を発見。 なかなか風情があって好きです。 大間はとにかく風が強いです。 こいのぼりもこんな感じに。 フェリー乗り場にも寄ってみました。 船が止まっていたらそのまま函館へ行ってしまうのもいいなあ、 なんて思いましたが、残念。 <><><><> 大間でちょっとはしゃぎすぎてしまい、時間は12時半。 竜飛岬へ寄るには少々時間が足りなさそうだったので、 下北半島を見物することに。 大間から国道338号を海沿いに南西へ。 牧場はみどり。春ですね。 佐井から薬研温泉の方へ抜ける林道「あすなろライン」が 一部ダートだけど楽しそうだと思って寄ってみたのですが、 残念ながら雪で通行止め。 そうでした。忘れてました・・・。 大間へ引き返して、来た時と同じ国道279号を走って 途中から県道4号に入って恐山の方へ。 ここの道はスピードは出ないけどなかなかリズム良く走れて、 ずっと走るうちに、バイクに気持ちよく乗るコツみたいなものを、 また何か一つつかんだ感じに。 これも、もしや恐山の土地のパワーかなにかかしら・・・。 ずっと登って、登りきって、少し下ると宇曽利山湖。 夏になるとミズバショウも咲くというきれいな湖。 でんどろでんどろ。 恐山の霊場こと菩提寺へ到着。 そんじょそこらの地面から硫黄の煙が出てみたり、 石がゴロゴロしていたり、荒涼として雰囲気ですが、 落ち着いてみれば、所詮、観光地だよなあ・・・。 恐山の境内の外にこんなものが。 思わず買ってみてしまう。 味は、うん、あんこの無いヨモギ餅ですな。 <><><><> 恐山にやや興ざめしつつ、出発したのが15時。 そういえば、むつといえば、日本の原子力研究の本丸。 地図を見ると、六ヶ所村の原燃PRセンターでは、 「原子燃料サイクルに関する役割やしくみをわかりやすく紹介」 と書いてある。 ほうほう。これは面白そうだ。 というわけで、むつから国道338号を海沿いに、びゅいんと走って、 あっと言う間に六ヶ所村へ。 のはずでしたが、微妙に道に迷ったりして思いのほか遠い・・・。 六ヶ所村は南北に30km、東西に15kmと結構広いのですが、 人口1万人ほどしかいない、農業と漁業の村。 その、北の果ての村に突如、場違いに広くてきれいな舗装路と、 高いフェンス越しに巨大施設が現れます。 一見、関東の工業地帯のように見える景色なのに、 人も車もほとんどいない。 これはかなり異様です。 16時45分。やっと原燃PRセンターに到着。 よーし、私もPRされちゃうぞ! と意気込んで乗り込んでみたのですが、入り口からは、 蛍の光のメロディーが・・・。 残念、17時で閉館な模様。 これは悔しくてたまらない。 このまま手ぶらで帰れるか! というわけで 原燃の自慢の「原子燃料サイクル施設」を眺めに行く事に。 原子燃料サイクル施設の正門前にて。 バイクを止めるなり、100mほど先に見える警備員の詰め所から 警備員が2名飛び出してきまして、なにやらこちらを伺っている様子。 私がカバンからゴソゴソとカメラを取り出し、構えた途端、 なんと、警備員の一人がこっちへ向かってダッシュし始めたでは ありませんか・・・! もしや、テロリストと間違えられた? 慌ててシャッターを切り、カバンにカメラを放り込んで、 カバンを閉めるのも忘れて、バンディットにまたがり発進。 暫く走って後ろを振り返ってみましたが、追っ手はないようだ。 あー。びっくりした。 ちょっと不謹慎だったかなあ・・・。 逆光でわかりにくいですが、広い道路脇に、風力発電の風車が並んでみたり プレハブのアパート?みたいなものが延々と並んでみたり。 夕陽の中ということもあり、やや不気味。 小川原国家石油備蓄基地。 51基のタンクに日本の一週間分の石油を備蓄しているそうな。 野辺地湾に沈む夕陽。 さて。そろそろ帰ろうかしら。 色々な所へいったなあ。楽しかったなあ。 さらば、東北。ありがとう。 <><><><> と、思い出に浸りながら、ゆっくり温泉にでも入り、 東北最後の夜を過ごしたかったのですが、ここで問題が。 そう、宿が取れなかったのですよ・・・。 これから青森に戻るのも、関東に帰るには遠周りだし、 それなら八戸にでも行って宿を探そうかしら。 と、うだうだ迷っていても仕方ないので、 とりあえず国道4号を東京の方へ南下開始。 走っていると、私の持っている地図には載っていない、 道の駅「十和田」があったのでそこで仮眠することに。 他のライダーも寝てるしちょうど良いかな。 しかしそれもつかの間。 22時で道の駅も戸締りをするというので、追い出され、 しかたが無いので、そのままお風呂屋さんへ寄ったりしながら 再び4号を走ることにしました。 <><><><> 本日のここまでの走行距離 415km