2007年 8月15日 
* 四国うどんツーリング4日目 *


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四国ツーリング4日目の今日は
憧れの四万十川と沈下橋のウォッチング。
四国のしっぽ佐多岬によって夜は道後温泉に宿泊予定です。

地図8/15

地図はいつもの(C)アトラスさんより。

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今朝は5時半にこっそりと起きて6時に出発。
沈下橋は生活道路として使われているし
目当てで来る観光客も多いというので
なるべく早朝に見たかったのです。



足摺から土佐清水までは半島の東側の海岸沿いをのんびり。
昨日走った足摺スカイラインより全然気持ち良く
土佐清水港では朝の光を受けてみなもがキラキラと。

土佐清水から四万十市(旧中村)までは昨日も走った国道321で。
丘陵のアップダウンを楽しみつつ7時過ぎに四万十市に到着。

ハイオクが157円/Lと、ガソリンのもの凄い高騰っぷりに
閉口しつつ、とりあえず、給油。

コンビニで朝ごはんにおにぎりとお茶を購入し
最初の沈下橋、佐田沈下橋を目指して川沿いの小道を遡ると
街からあっという間に山の合間の田園風景に変わり
霧も晴れてしっとりとした気持ちのいい朝の空気になり・・・

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走ること数km、おお!



お目当ての佐田沈下橋を発見♪
たまたまバイクが渡っていたので、ここぞとばかりに撮影。
なんだかツーリングっぽい写真になったね(笑)

この見下ろす感じからわかるとおり、
沈下橋は道路からはかなり低いところにかけられていて
増水するとその名の通り水中に沈んでしまうのです。
よって欄干もなにもないのですね。

よ〜し、私も渡ってみよう。

念願が叶ったおかげで、というより、結構怖くてドキドキ。
車がすれ違うのもギリギリだし、高さも思ったよりあるし、
欄干がないだけでこんなに怖いんだねえ・・・。



橋の途中にバイクを停めて、記念撮影♪

橋から移動して、清流四万十を眺めながら、先ほど買ったおにぎりを。
これがやりたかったので、食べるのをガマンしてたのです(笑)

と、佐田沈下橋を心行くまま30分ほど堪能し、
次なる橋を目指して出発。

佐田沈下橋を渡って県道340号。
ここは川沿いだったり森になったり
1車線になったり2車線になったりの細い道で
車だと走りにくいんだろうけどバイクだと結構楽しい。



そして本日2本目、三里沈下橋に到着。
佐田のは思いのほか立派ないでたちだったけど、
こっちの方がひっそりこじんまりでイメージに近いかも。

県道340号から国道441号に入ると、さすが四国の3桁国道。
整備が進んだとこもあるけど、他はいい感じにしなびてて
これもなかなか気持ちのいい道。



国道441号から大きな鉄橋が掛かっていたので渡ってみると、
遠くに次のお目当ての口屋内沈下橋。
遠くから眺めた姿も沈下橋の魅力ですな。



橋の周りは広い河原になっていて、キャンプの人達が10組ほど。
橋の下では子供が水遊びしてました。



口屋内沈下橋から数km進み、左コーナーを曲がると、おおっ!
眼下にたたずむ、あの美しいお方は?
と、思わず足を止めて地図を見ると、岩間沈下橋な模様。



というわけで、R1000もご一緒に。



岩間橋を過ぎたあたりからは、道も広くなってきて
テンポのいいワインディングが楽しめる快走路に。
その分、四万十川に沿って走ってるという感慨は薄れるけど。

それにしても、時刻は早くも10時。
日も高くなって来て、暑くて溶けそうです。

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さてさて。

楽しかった四万十川めぐりとも、江川崎でお別れ。 国道441号と381号が交わるところから四万十川を離れて松野方面へ。

暑くて溶けそうだ〜!
ということで、お腹も減ったしお昼でも食べて休もうと 道の駅「虹の森公園 松野」に飛び込むと、これは・・・?



とうもろこしアイス!
他にも、美味しそうなメニューがいっぱいあったけど
これは無視するわけにもいられまい。



心配したようにツブツブのコーンが入ってはいなかったけど(実は苦手)
この味は味は確かにとうもろこし・・・。
ん、でも、意外とおいしいじゃん。

食堂があまり魅力的でなかったので、アイスだけ食べて出発。
ツーリングマップルを見ると、この先の八幡浜では、
好物のじゃこ天が名産だとか書いてあるので、
せっかくだからそれをつまもうかなと。



国道を避けて、県道29号、31号を抜けて上宇和まで。
そこから県道25号に入ると、盆地の中の田園風景の中を、
真っ直ぐに線路と道が伸びてて、見ごたえありな感じです。

じゃこ天を求めて八幡浜の駅前を少し走ってたものの
思いのほか渋滞してるし、なんと言っても暑いので
嫌になって、風を求めて走りだしてしまった。

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当初の予定だと、ここから松山に向かうのだけど、まだ11時過ぎだし
せっかくなので、四国のしっぽ佐田岬まで行ってしまおう。

と、流れに任せて佐田岬へ向かうけど結構遠い。
けど、佐田岬メロディーラインこと国道197号半島を走り
やたらと多いトンネルを何個か抜けると、
時折、絶壁の下に輝く海が見えたりして綺麗で来て正解だったかも。

にしても、お腹が減った。
と、道の駅「伊方きらら館」に入ると



お、ありましたよ!



じゃこ天に・・・



珍しい「じゃこカツ」がツボに入りました♪
これがもう、ふあふあほくほくで旨いっ!
あんまり旨いので2枚食べてしまった。



屋上の展望台に登ると、左右に雄大な海!
何しろ、しっぽというぐらい。
約50kmの佐田半島はなんと日本で一番細長い半島のだ。

白い建物は伊方原子力発電所。
近くに行って覗いてみたい衝動に駆られたけど、
東北ツーリングで警備員に怒られそうになった事もあるのでガマン。

その代わりといっちゃなんだけど、半島を貫く長い尾根沿いに
遠くまでずっと風力発電の風車が並んでる。
近くまでいけるかな?



少し走るといい塩梅に
「二見くるりん風の丘パーク」と書かれた入り口を発見。

それでぼくも、風をあつめて、風をあつめて、風をあつめて
蒼空をかけたいんです、蒼空を・・・

って玲葉名の詩がぴったりね。

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岬への道も終盤からは道も1.5車線。
夏休みということもあってか、岬目当ての車が押し寄せるから
あちこちですれ違い待ちのプチ渋滞やトロトロ運転。
照りつける太陽、水温計も瞬く間に100℃、唸る冷却ファン。
(同じ風車でも、こっちは情緒とは全く無縁・・・)

14時半過ぎにやっと到着!
ここも海から吹き付ける風が気持ちいいよ。
そして目もくらむ絶壁だよ。



むむむ!

ツーリングマップルには
「佐田岬灯台までは駐車場から徒歩で約20分、結構疲れる」
なんて書いてあるが、何を甘えている!
ここまで来て途中で帰ってもしかたあるまい。

と、アクエリアス500ml一本を買って歩き出すと山道。
林の中なので日射しは穏やかで風もあるのだけど、とにかく蒸し暑い。
ハイヒールのお姉さんを連れたカップルもいて、
かわいそうにと思ってたけど、やっぱり途中で引き返してた。

目と鼻の先の別府を目指して海を走るフェリーも見えて
途中の景色は最高だけど、山を2つ越えさせられて結構ハード。
アクエリアスは半分も進まないうちに空っぽになって、
もう一本もってくれば良かったなあと軽く後悔する。



でも、来て良かった!
と実感した瞬間。
光り輝く白亜の灯台はなんと大正7年生まれ。



灯台の影で休む超ラブリーなお嬢さん(><)
もう疲れた、あちゅいワン・・・。



うっかり見落とすところだったけど、
灯台を上から見下ろすことが出来る展望台を発見。
みんな気が付かないのか疲れてスルーしてるのか、
人はほとんど来ません。
けど、これは来て正解。独り占めですよ。

さてさて。

来た道をフウフウ言いながら戻っていると、なんと。
昨晩、足摺のユースで一緒だったおじさんに再会。
偶然の再会を喜び、お互いの旅の安全を祈ってお別れ。

バイクに戻ると、ハーレーのスポーツスターに乗った
香川のライダーのお兄さんと雑談。
2日目のうどん屋さんでもそうだけど、バイク乗り同士は旅先では、
仲間意識が生まれるのか、こういうことがよくあって面白いです。



さあ、時刻もあっという間に16時。
あとは海沿いにかっ飛ばして松山の宿を目指すぞ。
と、ここでも風車達の姿。
海を眺めて並ぶ無言の巨人達・・・。



ちょっと脇道にそれてみると人っ子一人いない。
エンジンを止めると、発電機のウィンウィンというモーター音と
風車の回る低い音にびくっとした。

ブウンブウンと太い音をたてて回る姿は、
エコロジーという言葉から連想されるよりもだいぶ物々しくて、
畏怖という言葉を連想したりもします。

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再び国道197号で佐田半島を尾根伝いに戻り、
八幡浜から国道378号に入って松山方面へ。
今思うと、佐田半島は県道255号で戻ったほうが変化があったかも。
(地図を見ると、伊方原発の横を通るし)

国道378号は通称「夕やけこやけライン」の名の通り
夕日を見ながら走れるシーサイドラインでいいんだけど
とくかく車が多くて40〜50km/hで流れが悪く眠くなるし
疲労の溜まった膝が悲鳴をあげてしまう。



17時45分。
道の駅「ふたみ」は夕日の撮影スポットとして人気の場所で
バイクも車もいっぱい入って休憩してました。

しばし休憩していると、さっき佐田岬で出会った
ハーレーのライダーさんと再会。
香川っ子との熱いうどんトークに花を咲かせる。

夕日を撮りたかったけど、18時半過ぎになっても
西国の日没はまだ先のようだし、膝の痛みも治まったので
香川っ子に挨拶して先に進む事に。

と、思ったけど、5kmほど走って国道が56号に代わるところで
海から離れてしまう。これでは夕日が見えない!

松山方面の看板を無視して急きょ脇道へ。
勘で港の方を向かうと、おお、いい感じに堤防を発見。



最後にばっちり夕日も見られて大満足。
ありがとう、四国。

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20時に松山の道後温泉にある松山ユースホステルに到着。
ここはものすごくわかりにくい場所にあって、
近所を30分近くウロウロしてしまった。

さっそく道後温泉に入りに行こうかなと、宿を出ようとすると、 足摺で一緒だったおじさんとお兄さんにまたまた再会。
おじさんと温泉と食事に一緒に行く事にしました。



我輩がいるのは道後温泉本館である。

私の敬愛する漱石先生もお気に入りだったという
由緒正しきお風呂屋さんです。

建物の観光が出来るチケットもあったけど、
遅いので普通にお風呂に入るだけにしました。
脱衣所なんかも雰囲気があってよかったです。
お土産にタオルと石鹸を購入♪

湯上りは、近くの食堂でおじさんと生ビールでカンパイ。
地物の鰹の刺身とタタキに舌鼓を打ちました。
いやー、これがまた旨かった!

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そんなわけで、旅も大詰めの4日目は、
2日分も旅したようなボリュームでお腹いっぱい
四国をぺろりな感じの一日でした。

というわけで、5日目に続きます。

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本日の走行距離 334km



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