2007年 8月13日 
* 四国うどんツーリング2日目 *


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さてさて。
四国ツーリング2日目は、いよいよ本番。
早朝から讃岐うどん食べまくりツアー♪

地図8/13

地図はいつもの(C)アトラスさんより。

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午前6時に起床して、荷造りとルートの確認。
7時15分に出発して7時20分に高松市内の
最初のお店「さか枝」に到着。
そう、宿からすぐソコでした(笑



ここはナンと早朝6時からやってるのだ。
そんなわけで、既に中はお客さんでいっぱい。

ここは香川では定番のセルフスタイル。
早くもうどんツアーに精を出す観光客の方もいるけど
出勤前のサラリーマンと見られる方とか
ご近所の人っぽい方々が手馴れた感じで
すいすいっとうどんを湯がいて、天ぷらを盛って
お金を払っていく様は、お見事であります。

讃岐うどん、讃岐うどんって言うけど、なるほど。
安いしうまいし手軽だし、生活に密着してる感じ。



ということで、一杯目はぶっかけうどんと、たまご天を♪
もごもご。麺がもちもちで太いねえ!

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次のお店は坂出のあたりにある「がもう」さん。
行列はイヤなので、開店時間は8時半を目指すのだ!

高松からは離れてR11を西へ。
瀬戸大橋が見える坂出の町の田んぼの中にある模様。
「瀬戸大橋の町」というだけあって、R11で小山を越えたら
瀬戸大橋の雄姿が眼前に飛び込んで来て、思わず声を上げましたよ。



田んぼの香はすごく好きです。
って、ほんとにこんな所にあるのかなあ?
と不安だけど、道を聞いたらほんとらしい。



と、ととと。
お店を発見し、喜んで駆け寄ったところで予想外の自体が・・・。

ちょこちょこと、旅姿のバイクや車に乗った人達がやって来ては
みんな肩を落として帰って行きます。
「ワザワザ横浜から来てかわいそうにねえ」
などと他のお客さんに同情されつつ気を取り直して次へ行く事に。

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次はダシがおいしいと評判の「まえば」さん。
ここらへんは割と快適なR11からR438に入って南へ。
岡田でR438からR32に入って、信号を何個か過ぎて8時50分に到着到着。



一見、すっかり萎びてぱっとしない感じですが・・・。



ここも完全セルフのお店。
暑いけど、アツアツのかけうどんと、やっぱり好物のたまご天。
タンク(セルフの店ではダシがタンクに入ってるのだ)から
ダシをドンブリに注ぐと、これは噂どおりのいい香。

店内の壁には、お店のお子さんのが夏休みの自由研究
「うどんの研究」が飾られていて微笑ましいのだけど、
年季の入り方からすると、作者はすっかりオジサンになってそう(笑)

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ダシも全部おいしくいただいて満足した後は、
本日の大本命の超有名店「山越うどん」さんへ!
これこそ「かまたま」の元祖らしいのだ。
場所はここからから5kmぐらいの、これまた田んぼの中に。



9時15分に到着すると、大行列にビックリする。
まだ開店の9時半の前なのにと思ってたら、9時からだったみたい。
一瞬だじろいだけど、列の進みは結構早いし大本命なので
炎天下、小説を片手に並ぶ。

前に並んでいた関西人なお姉さんとお兄さんの一行の会話が めちゃめちゃおかしかったので30分以上の行列も苦にならず
むしろ車が駐車場(これもかなーりデカイ)に入れずに行列を作っていて
そっちの方が大変かも・・・。



いやー、待ってました!
お目当ての月見山♪

冷水でしめた麺に、玉子と山芋とネギとダシ醤油を入れて
ぐるぐると混ぜて食べる、暑い夏にピッタリの一品ですよ(>_<)
これまた、麺がもちもちっとして太いっ!



さすがは大人気店、という感じで、
広い庭の中には夏も涼しい休憩所風な席があったり
お土産の半生のうどんが売られてたり。
買いたかったけどバイクだと腐っちゃうからここはパス。



時刻は10時半。
この後も気をつけていってらっしゃい〜♪
という、爽やかな絵ではないですね・・・。
小学校の前にこんなの作って、情操教育的に大丈夫かなあ(笑)

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そして4件目、最後のお店は「谷川米穀店」。
変な名前だけど、いわゆるうどん屋でなく、製麺所。
ここは麺をシンプルに味わうべく、茹でたてを醤油のみで食べる!
っていうスタイルが人気なのだとか。

R377から県道17号(かなり走れていい道でした)で山を飛び越えてR438へ。
R438を美馬IC方面へ南下していったところにあるのだけど
ちょっと目標物を間違えて、通り過ぎて美馬まできてしまう。
R438は車が多く、少々かったるいけどどうしても食べたい・・・。
そんなわけで引き返し、ちょっと集落?を探し回って12時前ぐらいに到着。



ここも本当はお盆休みだったのだけど、
ちょっとした偶然があって食べさせていただけましたm(__)m

お店に入ると、おや?
本日、他のお店でも見かけたライダーさんが(^-^;
お一人は福岡からいらした女性の方。
もう一人は福井からいらしたオジサマ(ゴメンね)ということで、
うどんとか旅の話をしたり。



とても人柄の良い感じなお母さんが、
暑かったでしょう? ほいよ!(イメージ)
っと運んできてくれたのは、冷やしうどん。

これに醤油少々、お酢少々を入れて混ぜて食べると
おお、これはシンプルでウマイ!
お母さん曰く、変なダシを使うぐらいならこれが一番、とのこと。



つるつるつるりと食べ終えると、続けて出てきたのは、熱いやつ。
男の人なら4つ5つは食べちゃうよってことで、
3件大盛り食べてお腹がややいっぱいだけど、
もちろんおいしくいただいちゃいました。

香川では「葬式でも結婚式でも、お客さんやら親戚が来たら
とりあえずうどんを食べる」って本当デスか?
とお母さんに尋ねれば、ネタだと思ってたら本当とのこと。
ケーキやお寿司は別に出るけどね、だって(笑)

そんなわけで、香川のうどん文化を堪能しつくし、
お店の方にお礼を述べて次なる目的地へ。

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うどんツアーはここで終了。
次に行こうと思っていたのは脇町。

せっかくお知り合いになったのも何かのご縁。
2名のライダーさんと一緒にさっきも通ったR438で美馬の方まで。
福岡のライダーさんとはそこで別れ、福井の方とは脇町の道の駅まで。
お礼を述べて辞去した後は、うだつの町並みを見物です。



「うだつが上がらない」という言葉があるけど、
脇町は古い町並みが残っていてそこで人が暮らしているだけでなく
その「うだつ」発祥の地なのです。



屋根の上にある白い物体が、うだつ。
これは富の象徴で、お金持ちの家ほど、
大きなうだつを建てるのだそうな。
ちなみに、ここも普通に使われてる誰かの家。
(なのでポストがある・・・)



すでにお腹はいっぱいだけど。
こう言われちゃ、食べないわけにはいかんだろう。



うまくない方を食べてみた。
あ、蒸しパンみたいな味がして、餡は黒糖効いてるし
おいしいじゃないのさ。
一個だけのつもりが二個食べてもうた。

団子を食べながらお店のおばちゃんに聞いてみる。

「この町に沈下橋があると聞いて見に来たのですが。」

「え、ただの橋よ。渡りたいの? 変わってるわねえ。
 でも、水に浸かると渡りたくなる人がいるけど。
 人を惹き付けるのかしら。吸い込まれるとうに車ごと、ね。
 そういう橋よ、フフフ・・・。」



と、おばちゃんに脅されつつ、教えてもらった堤防の道を。
なるほど、これは偉くなったみたいで気持ちいい♪



堤防の内側(川の方)へ降りると、あった。
これが沈下橋か、なるほど、欄干がない。
そして、それ以外は普通だ(笑)

割と新しいものらしくコンクリ製で頻繁に車が往来する生活道路。
でも、渡ってみると、欄干がないと結構怖かったりで面白い。

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沈下橋で吉野川を渡り、R192を西へ進んで井川まで。
交通量が多くて退屈なだけでなく、突如、激しい雷雨が・・・!
この連休は絶対平気だと思ってたのに、降られてしまった。
すぐ止みそうだったのでコンビニで雨宿り。



小一時間で雨は止み、井川からR32で祖谷口まで。
そこから、県道32号で祖谷渓へ行こうとしたら、
間違えて大歩危、小歩危(おおぼけ、こぼけ、そういう地名なのだ)
の方まできてしまい、間違いに気が付いたら土砂降りに。

真夏の雨は、カッパを着ても着なくても、
どっちにしろビショビショで文字通り最悪です。
と、やや疲弊した感じで引き返し。



なんだか物々しい看板が・・・。
「酷道」で有名なR439(よさく)の道路情報らしい。
まだ走っていないし、ある意味文化なので(笑)
ちょっと寂しいけど、どんどん整備が進んでる模様。



この県道32号は、明治35年〜大正9年(20年間!!)に作られたそう。
こんな眩暈がするほど山奥なのにすごいなあ・・・
と、偉業に感心したり、たぬきに遭遇したりしつつ峠越え。



むむむ!
こんな所で立小便とは、この不届き者め。



ではなく、アンタ一体、こんな所で何やってんのさ!
というか、何故、小便小僧?

近くに「私は日本一の小便小僧。お気をつけてお帰りください。」
っていう看板があったけど、君が気をつけなきゃ・・・。

とすっかりご機嫌になって、再びR32に合流し、
ひたすら高知を目指して峠道を走って走って。

と、ここでR1000の荷重コントロールで気が付いた事があって
(って、たいした事をしてるわけではありません・・・)
色々なシチュエーションの中で技術的にも発見があるから
ツーリングは面白いなあとか思って楽しく走るうち、
あっという間に高知の街。

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19時15分。
高知〜、高知でございます。

不思議な事に地方都市というと、
どこもかしこも愛らしい路面電車が走っていて
別に鉄っちゃんじゃないけどはしゃいでしまう。



ごめん方面、ということは、地名なのか。
でも何で赤文字?

今夜の宿は「ホテルNo.1高知」さん。
昨晩の高松と同系列ですね。
駅から車で3分の立地だったのだけど道を間違えて
グルグル迷子になって8時に到着。



土佐高知と言えばやっぱり鰹!
一風呂浴びた後は、鰹料理が人気の飲み屋さん「たたき亭」へ。
鰹は私が一番大好きなお魚でもあるのです♪



鰹のたたき、鰹茶漬けと鰹尽くし。
牛筋煮込みも、なんと里芋と一緒の白味噌味で絶品でした。
生ビールがまた合うなあ。

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そんなわけで、2日目は食べまくりで、
山道も思う存分走ったし、知り合いも出来たし。
今日もとても満足! な一日でした♪

さて、明日は四国最南端、足摺岬を目指すぞ。
ということで、続きます。

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本日の走行距離 283km



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