ゴールデンウィーク恒例のロングツーリングに行けなかったので、 代わりに日帰りで富士山の方へ行ってみることにしました。 お目当ては2つ。 一つ目は三国峠。 足柄方面から山中湖へ向かうこの峠は、富士山の名所として 昔のツーリングマップルにもカッコいい写真が紹介されていて、 バイクに乗り始めた頃から狙っていた場所。 二つ目は富士五湖のひとつ本栖湖の逆さ富士。 1984年発行の旧5千円札の裏側にもなったアレです。 地図は毎度おなじみ(C)アトラスさんより 本栖湖へ行った後はどうしようかしら? 本栖湖は富士五湖のうちでももっとも西側で、 R300で西側へ下ると武田信玄で有名な市川大門。 一気に南アルプスのお膝元まで行ってしまうので、 ワープみたいな感覚で良いかも。 まあ、その時の気分で考えるとしましょう・・・。 <><><><> 午前6時半起床。7時に出発。 風も無く連休中最高のお天気。 いつも通り、R134号→西湘バイパスと走って小田原まで。 ついこの前、免停にされたばかりなので、のんびりのんびり。 小田原から富士山へ行くには乙女峠経由で箱根を越えるのが 一番早いのでそうしようと思ったら、箱根のふもとでR138が大渋滞。 さらにちょっと道を間違えて2時間たらずで御殿場へ着くはずが 3時間近くかかってしまいました・・・。 御殿場のぐみ沢からR246を下り方面へ走り、 小山のトンネルを越えたあたりから県道147号へ。 ここはちょっとわかりにくく再び迷子気味に。 街からさほど離れていないのに、あっという間に田舎な雰囲気。 県道147号はややタイトで路面がちょっと荒れてますが 変に回り込んだコーナーも無く景色も良く車も少なくで、 かなり楽しく走れました。 R1000にはちょっと狭いけどバンディットなら丁度いいかしら。 県道147号をぐいぐいと登ったところが最初のお目当ての三国峠。 峠を越えて道は下りに入り、最初のコーナーを曲がると・・・ 「おおっ!」 山中湖と富士山を一望! 思わずメットの中で叫んでしまう。 私は山を撮るのが特に苦手です。 バイクのある風景に、と欲を出して四苦八苦するものの、 なんだかよくわからない写真に(苦笑)。 <><><><> 山中湖畔へ降りると、春というよりすっかり夏の陽気。 革ジャンだと、走っている時はやや肌寒いものの、 歩いたりすると少し暑いぐらい。 山中湖からぱしっと一枚。 ちなみに、ここも条件が良いと逆さ富士が見られるそうですよ。 湖畔のサイクリングロードは気持ち良さそう。 早朝に自転車で走ってみたいなあ。 当時はインラインはまだ滑ったことが無かったけど、 今思うと、インラインも気持ち良いかも。 そろそろお腹が減ってきましたが、我慢して、 山中湖から河口湖の横を抜けて目的地の本栖湖まで。 しかしR139は何回走っても常に大渋滞。 おかげで昨日オイル交換したばかりだというのに、 すでにミッションがガチャガチャに。 途中、ガソリンスタンドで道を尋ねたら、 西湖を猛烈にオススメされ、富士山周辺の地図をくれました。 それにしてもハイオク148円/Lは高いなあ・・・。 午後12時半、本栖湖へ到着。 鎌倉から230kmほど。思ったより近いもんですね。 見ごろは過ぎてしまっていますが、まだ桜が満開です。 湖畔入り口近くのうどん屋さん「本陣 つかさ」さんで お昼ごはんに名物ほうとうを。熱い! おなかがいっぱいになったところで、よーし! いよいよ逆さ富士だ! というわけでR300を走って湖の反対側へ。 しかし、ご覧の通り雲も出てるし、逆さ富士はどこへやら。 逆さ富士はめったに見られるものでは無いそうです。 うーん、残念。 先ほどのガソリンスタンドで西湖をオススメされ、 せっかくなので残りの西湖と精進湖と河口湖にも寄ろうかな、 というわけで市川大門はやめにして富士五湖めぐりをすることに。 このまま本栖湖をぐるっと一周してR139に戻ろうとしたら、 またまた道を間違えて、R300を少しだけ市川大門方面へ 下ってしまいました。 とそこで、きれいな桜を発見。 道も走り応えがありそうだったし、ぜひ今度来たいなあ。 本栖湖をぐるりと一周中。 他の四つも行ってみたけど本栖湖が、一番気に入りました。 ホテルなんかも建ってなくてひっそりした感じが良いです。 さて残りは、コレクションのようなもの(笑) R139を東へ戻ってまずは精進湖。 湖の浅い部分がところどころ、溶岩が飛び出していて、 ちょっと不思議で恐ろしいところ。 そして西湖へ。 ここはワインディングが良くて、地元のライダーに人気だ! とガソリンスタンドのあんちゃんが言っていましたが たぶん記憶違いですね・・・。 河口湖は残念ながら大渋滞で、バイクと一緒に撮れず。 やはりここが一番なのか、中国人観光客の団体さんも 山のように押し寄せておりました。 おやつにブルーベリーソフトを。 やはり中国人観光客を意識してか、メニューに ブルーベリー(藍莓) バニラ(香草) ミックス(結合) と書いてありました。 結合・・・(^-^; <><><><> さてさて。 富士五湖はすべて回ってしまったし、どうしよう。 まだ15時だし、思ったよりあっさりで走り足りないなあ。 ここら辺で走るのが楽しそうなところ・・・。 そうだ、盲点でした。目の前に富士山があるじゃないですか。 そんなわけで、富士スバルラインへ。 しばらく一直線に道が伸びていて、よーし登るぞ! という気にさせられますね。 表富士の富士山スカイラインは無料開放されていますが 裏側のスバルラインは二輪車1600円。 かなり高い気がしますが、富士山の環境保護のためらしいので まあ、仕方ないでしょう。 そして富士山スカイラインは九十九折で急勾配で、 いかにも日本一の山を登っているぞ! という気にさせられ、 なおかつハイスピードなワインディグが印象的だったのですが、 こちらのスバルラインは平坦で、え? 本当に登ってるの? という感じ。 連休中ということもあってか車やバスが多くて多くて、 かなーり退屈しながらやっと五合目に到着。 富士山から見る富士山。 富士山は裾野があるから美しいんだ、という言葉がありますが ここから見てもやっぱり富士山は富士山。 やはりとても綺麗です。 登ってくる途中で何台ものチャリダーを見かけましたが いやあ、タフですねえ。 この方はロングツーリングなのか荷物もいっぱい。 広がる雲海。 牛カルビをもぐもぐと。 売店の横っちょにポストがあるのですが、 なんと、富士山局が出来たのは明治19年! こんな感じで登ってた模様。 自転車もすごいけど、これには恐れ入りました・・・。 <><><><> 道は込んでいましたが、富士山もすっかり堪能。 毎度の事ですが、さあ、帰るぞ! と思うと同時に、 お腹いっぱいでもう走りたくない・・・。 R139は上りも下りもますます大渋滞。 渋滞を避けて途中から県道151号に非難したものの、 今度はR246が大渋滞。 R246で松田へ向かわずに、行きと同じように 御殿場まで戻って、乙女峠経由にするのがたぶん正解です。 クラッチの切りすぎで左手の筋肉はパンパン、 R1000はファン周りっぱなしで悲鳴を上げ、 すっかりくたびれて夜の9時ごろに帰宅。 所要時間は行きの倍。 車なら今頃まだ山中湖あたりかも・・・。 <><><><> さてさて。 今回の富士五湖めぐり。 ロングツーリングがなくなっちゃたのは残念でしたが、 近いと見落としがちになってしまうところを堪能できたので なかなか楽しかったです。 富士五湖の名前をちゃんと覚えていなかったのも覚えたし(笑) 市川大門から南アルプスを目指すルートも楽しそうだったので、 次はそっちも試してみようかなあと。 それでは今回も最後までお付き合いありがとうございました。 <><><><> 本日の走行距離 460km